u393のサガン鳥栖な毎日

サガン鳥栖サポーター。サガン鳥栖、Jリーグ、サッカー。色んなことぼちぼちと綴ります。

サンフレッチェ広島戦 プレビュー

3月11日、ベストアメニティスタジアムサガン鳥栖vsサンフレッチェ広島の試合が行われる。サガン鳥栖は前節、敵地で川崎フロンターレと対戦。先制を許すも同点に追いつき、逆転こそできなかったが途中出場の選手がしっかりと見せ場を作った。サンフレッチェ広島は前節、昇格組の清水エスパルスと対戦し0-1で敗戦。離脱者が多い中で広島のスタイルを変えずに戦えているが、やはり昨シーズンのチーム及びJリーグ得点王のピーターウタカの穴は大きく、ウタカの能力だけで点が取れていた部分もあったため、新加入の工藤などゴールゲッターの確立が待たれる。2017シーズンが開幕し未だに両チームは勝ちがない。どちらが勝利という結果を得ることができるか。

両チームのメンバー予想から。サガン鳥栖ゴールキーパーに権田、最終ラインは右から藤田、ミンヒョク、谷口、吉田、中盤はアンカーにヨシキ、右に福田、左に原川、トップ下に鎌田、前線は豊田と富山。前節の川崎戦で開幕より2戦連続で先発出場していた小野が負傷交代、負傷交代後と同じように右には福田がスライドし、原川が左で出場しそうだ。原川が3ボランチの一角を務める事で中盤の底からでも前線に勝負のパスを出すことができ、狭いスペースでもボールを受けられるため人もボールも動く潤滑油の役割を担ってくれるだろう。また富山も腕を負傷し、軽度なものではあると思われるが、違う選手が抜擢される可能性も低くはないだろう。サンフレッチェ広島ゴールキーパーに林、最終ラインは右から塩谷、千葉、水本の3バック、中盤は稲垣と森島のダブルボランチ、右にミキッチ、左に清水、2シャドーにはフェリペ・シウバと柴崎、最前線には工藤を予想する。広島の心臓である青山や左サイドの柏など、怪我や体調不良で多くの選手を欠くがチームの形は変わらない。若手の森島、新加入の稲垣、フェリペ・シウバ、工藤、どんな選手でも自分の役割を果たし、チームに自分のカラーを還元できている。ただ、点を取り切る、そして勝ち切る、という部分では鳥栖と同じく、まだ新チームの熟成度の低さが見える。自分たちのやり方に今以上に自信を付けるためにも両チームには勝利という結果が最も求められているだろう。受けに回るのではなく、90分間で自分たちから勝負をかけられたチームが勝利を掴むはずだ。

川崎フロンターレ戦 戦評

3月5日等々力陸上競技場でJ1第2節サガン鳥栖vs川崎フロンターレの試合が行われた。結果は1-1のドロー。両チームのストロングポイントが見えた非常に良い試合となった。サガン鳥栖は1失点はしてしまったものの川崎の攻撃陣にしっかりとついていけたことは大きな収穫。

試合を振り返る。まずは両チームのメンバー。サガン鳥栖ゴールキーパーに権田。最終ラインは右から藤田、ミンヒョク、谷口、吉田。中盤はアンカーにヨシキ、右に小野、左に福田、トップ下に鎌田。前線は豊田と富山。開幕戦を体調不良で欠場した福田がスタメンに復帰。ベンチには今シーズン初めてフランコと田川が入った。川崎フロンターレゴールキーパーチョン・ソンリョン、最終ラインは右から田坂、谷口、車屋、登里、中盤は大島とエドゥアルド・ネットのダブルボランチ、右に阿部、左に中村、トップ下に大塚、前線に小林となった。川崎は怪我人が多い中、上手く選手をやりくりしている印象。それでも川崎らしい攻撃的なサッカーは健在で新加入の家長や阿部がチームに溶け込むと、より手強いチームになるだろう。

ゴールシーンを振り返ると、前半に中村が小林にパスを送る。パスがズレて吉田の足元に、これを吉田がトラップミスし、小林はそのボールをドリブルでペナルティエリア内まで持ち込み、シュート。シュートはコースにスライディングしてきた谷口の足に当たり、ゴールへ。権田のニアサイドを抜き、ゴールネットに突き刺さった。 この失点は完全に防げた失点。準備が足りず、守備の良い判断ができなかった吉田のミスだろう。今回は前半の早い時間での失点、前節も後半開始直後に失点。試合への入りが悪く、尚且つ自分達のイージーミスで失点をしてしまっていては今後良い試合をしても勝ちを逃す事になりかねない。マッシモのサッカーでは守備時に周りとの連携が生命線であり、一人がサボれば守備は容易に崩れかねない。今回は吉田のミスだったが自分が対応する場面でもそうでなくても、どの判断がベストか常に考えなければ良い守備は完成しないし、今後は共通理解を更に深めたい。鳥栖は前半のうちに追いつく。右サイドの裏に抜け出した鎌田が深い位置からクロス。クロスはゴールキーパーのパンチングに合うが、ペナルティアーク付近に弾かれた浮き玉をヨシキがボレーシュート。真っ直ぐに飛んだボールは地を這い、ゴールに突き刺さった。前節の原川のゴールに続き、ビューティフルなゴールとなった。走行距離や守備面がピックアップされるヨシキだが、アンカーの選手がこうやって直接的にゴールに絡んだり、攻撃のスイッチを入れる回数がもっと増えていくと得点力不足解消にも繋がっていくはずた。

リーグが開幕し1分1敗。開幕戦も悲観する内容ではなかったが今節はより評価できる内容でありチームとしての不安はあまり大きくない。ただ、昨シーズンの前半戦も良い試合をしても結果が出ないことが多く、それを考えると今は内容も大切だが結果が欲しい。結果によってチームに勢いが生まれることもある。今節で小野が負傷交代、富山も腕を負傷し、今後離脱する可能性も考えられ、チームとしては今後苦しい戦いとなるかもしれないが、今節途中出場の原川、田川がしっかりと見せ場を作り、次節以降の活躍を期待させてくれる。次節サンフレッチェ広島戦はベストアメニティスタジアムで勝利を掴みたい。

柏レイソル戦 戦評

2月25日、ベストアメニティスタジアムサガン鳥栖vs柏レイソルJ1リーグ戦第1節が行われた。結果は1-3で柏レイソルの勝利。鳥栖は前半に先制しながらも後半に3失点、昨シーズンで守備戦術を浸透させたように思えたが開幕戦から3失点は不安なスタートとしか言えない。試合を振り返る。

両チームのスターティングメンバー。鳥栖ゴールキーパーに権田、最終ラインは右から藤田、ミンヒョク、谷口、吉田、中盤はヨシキと原川のダブルボランチ、右に小野、左に鎌田、前線は豊田と富山の組み合わせとなった。中盤は試合の流れとともに常に流動的に動いていたように思うが、中盤の選手だけでなく他の選手たちも昨シーズンとは違う戦い方に戸惑いを感じているように見える場面もあった。単純に連携が深まっていない部分もあり、試合を重ねる事で改善されるような場面も多くあった為、今後に期待したい。ただ、新たなシステム、新たなメンバーの中で持ち味を100%発揮できていたとはいえないが新加入の原川、小野の両選手はよくやれていたと感じた。原川のキックの質や攻撃センスは昨シーズンにはない攻撃に繋がっていたし、小野は最前線のポジションで起用されると思っていたがサイドで起用され技術の高さに加え気持ちのこもった熱いプレーを見せてくれた。お互いに守備のやり方やチームとしての決まり事をしっかり覚えて、勝手に身体が反応するようになれば絶対に良くなるし周りにも好影響を与えてくれるはず。

柏レイソルゴールキーパーに中村、最終ラインは右から鎌田、中谷、中山、輪湖、中盤は大谷と小林のダブルボランチ、右に伊藤、左にクリスティアーノ、前線はディエゴ・オリヴェイラとハモン・ロペスとなった。前線4人の攻撃力はJ1でもトップクラスで、個の力でゴールを奪えるだけでなく、これからコンビネーションが深まれば使われるだけでなく周りも使える厄介な攻撃陣になりそうだ。中谷、中山の両センターバックは若手ながらに守備の要のポジションでレギュラーを掴んでいる数少ない選手なだけに鳥栖の豊田・富山に対しても互角以上のパフォーマンスを見せた。

ゴールシーンを振り返ると前半に鳥栖がゴール前で左でFKを獲得。原川が蹴ったボールは綺麗な放物線を描いてゴールに吸い込まれた。控えスタートだった小川を含め、精度の高いボールを蹴れる選手が増えた事はシンプルにチャンスの回数が増えると言ってもいいだろう。昨シーズンはキッカーが固定されず、富山が任されたほどで、今日の原川のキックを見るとコーナーでも惜しいシーンがあり、鳥栖の新たな武器として十分な能力と言えるだろう。後半、柏は2点をともにPKでゲット。ファールのシーンは様々な考え方がある為、ここでは書かないがPKだけで逆転されたことは手ごたえのある試合ができていた鳥栖からすると悪くないのに負けているという難しい心理状態になり、その後はミスを恐れ積極性を欠くプレーが増え、完全に流れを渡した。同点にされた1点目のPKも後半開始直後と時間帯が悪く、試合をマネジメントする上でバランスを崩す要因ともなった。そして、流れを取り返せないまま、左サイドからのクロスをディフェンスの間に入った武富にヘッドで決められ3失点目。おそらく、この失点は普通であれば防げたと思うし、防ぐべき失点だったが、浮き足立ったチームには仕方ない失点となってしまった。

1-3というスコアほど実力差は感じなかったし少し不運とも言える失点もあったが、このスコアになったことにはなにか原因があるし素直に今の実力と認めたい。あと、3失点目をくらった後に気になったことがある。全く次の1点を取ろうという気持ちが見えなかったことだ。柏の前線の選手が怖いのは分かるが、少しオーバー気味にも前線に出ていってもいいと思う時間帯で最終ラインでパスを回すシーンも見られた。昨シーズンに引き続きサガン鳥栖に残留してくれた選手も新加入の選手もこれまでのサガン鳥栖20年の歴史の中でも一番と言ってもいい選手たちが集まってくれたと思うが、タイトルを目指し何かを変え試行錯誤する中でチームが良い方向ではなく、90分間諦めない気持ちを見せるサガン鳥栖らしさを失ってしまうようなことはあってほしくない。それならタイトルなど目指さないほうがましだ。まだ1試合目だがシーズン34試合なんてあっという間、少し休んで考える時間なんてない。次のアウェイ川崎フロンターレ戦も待ってはくれない。大きく変える事はできないし何もかも変える必要はないと思うが、サガン鳥栖らしさという初心を思い出し、次こそは勝利を掴みとりたい。

柏レイソル戦 プレビュー

2月25日、ベストアメニティスタジアムサガン鳥栖vs柏レイソルの2017年Jリーグ開幕戦が行われる。サガン鳥栖は悲願の初タイトルへ開幕からスタートダッシュを切りたい。柏レイソルも昨シーズンはタイトルは獲得できておらず、今シーズンにかける意気込みは高いだろう。開幕戦からレベルの高い、熱い試合を期待する。

両チームのスターティングメンバーの予想。サガン鳥栖ゴールキーパーは権田、最終ラインは右から藤田、ミンヒョク、フランコ、吉田、中盤はアンカーにヨシキ、右に小川、左に福田、トップ下に鎌田、前線は豊田と富山を予想する。システムは今シーズンも4-3-1-2で変更はない。大きな変化は林とミヌのポジション、権田はこれまでの実績や経験、またFC東京フィッカデンティのサッカーを知っていることを考えると全く問題はなさそうだが、小川はどこまで早く鳥栖のサッカーにフィットできるかが鍵になりそう。先日の水原戦で小川の動き自体は悪くなかったが、小川の良さを考えると守備やチームの決まり事に追われ、持ち味を出せているとは言い難かった。元々、名古屋では攻撃的なポジションを任され、攻撃センスではトップ下で起用されてもおかしくはない。プレースキックのキッカーを含めインサイドハーフの位置で攻撃に持ち味を出せれば昨シーズンのチームの課題でもあった得点力不足の解消に繋がるだろう。

柏レイソルゴールキーパーに中村、最終ラインは右から今井、中谷、中山、輪湖、中盤は大谷と小林のダブルボランチ、右に伊藤、左にクリスティアーノ、前線はディエゴ・オリヴェイラとハモン・ロペスを予想。今シーズンの柏レイソルは最低限の補強のみに留まった印象があるが、ベガルタ仙台より加入したハモン・ロペスは昨シーズン鳥栖ハットトリックを決めた相性の悪い相手であり、前線の攻撃力はJ1でも屈指。前線に攻撃で良さを発揮する選手が多いが故に前線からの守備のスイッチを入れる事ができるかは未知数。魅力ある攻撃陣は上手く得点が取れなければ相手に流れを渡してしまう反面もある。ただ、それを差し置いても余りある攻撃力はどのチームも警戒が必要だろう。

今回の試合のポイントはサイドにあると考える。サガン鳥栖は右に小川と藤田、左に福田と吉田。柏レイソルは右に伊藤と今井、左にクリスティアーノと輪湖。比較するとやはりレイソルの攻撃力が目立つが、鳥栖の左サイドは昨シーズンから変わらずJ1でも屈指の守備力を誇る。昨シーズンの柏レイソルとの対戦でも伊藤の突破を吉田が止めるシーンが印象に残っており、後手を踏むシーンはそう多くはないだろう。ただ、問題は鳥栖の右サイド。新加入の小川と藤田の連携が100%ではなく、水原戦でも右サイドでのミスから失点した事を考えると中へのカットインがあるクリスティアーノと縦に速い輪湖の組み合わせは非常に厄介だ。常にマークの受け渡しをハッキリし、選手間の距離感に気をつける必要があるが、相手の長所を消し、そこを突く事が鳥栖の長所でもある。チームの決まり事をしっかりこなせば、豊富な運動量がベースにある鳥栖にとって絶対に自分達が優位に試合を動かせる時間帯が絶対にやってくる。そこで点を取るべき時に取れるかが今シーズン鳥栖が一段上へステップアップする為に必要な事かもしれない。異なる武器を持った選手がサガン鳥栖にも増え、攻撃にアクセントを加えられる選手がいる事は開幕戦のような独特な雰囲気の中でも大きな力になるだろう。

いくらオフシーズンに補強が上手くいき、練習試合で勝てていても、シーズンが開幕すれば話は別。悲願のタイトルは目の前の試合一つ一つを全力で戦ってこそ、見えてくるもの。その為にも柏レイソルとの一戦は何が何でも勝利したい。

水原三星ブルーウィングス戦 戦評

2月18日、ベストアメニティスタジアムで国際親善試合、サガン鳥栖vs水原三星ブルーウィングスが行われた。結果は2-1でサガン鳥栖の勝利。お互いに90分間フルでベストメンバーでの戦いではなかったが、サガン鳥栖ACL出場の韓国の強豪を相手に開幕前最後の実戦としては結果はもちろん、攻守に良い部分、悪い部分を確認できた良い機会となっただろう。また、昨シーズンまでサガン鳥栖に所属していたミヌとソングンの凱旋試合ということもあり、試合では激しいぶつかり合いが見られたが良い雰囲気の中ででこのような親善試合が行われたことは非常に良かった。

試合を振り返る。サガン鳥栖のスターティングメンバーはGK 権田、DF 藤田・ミンヒョク・フランコ・吉田、MF 小川・ヨシキ・福田・鎌田、FW 豊田・富山 後半から途中出場したメンバーはDF三丸・谷口・青木、MF原川・水野、FWドンゴン・池田・田川で途中出場によっての詳細なシステムは割愛するが中盤がボックス型になる等、出場機会のなかったメンバーの事も考えると昨シーズンに比べて攻守にオプションが増えた印象があり、たとえスタメンではなくても活躍する選手が多く出るシーズンになってほしい。得点・失点シーンを振り返る。先制は鳥栖、左サイドから福田が右足でクロス、ボールはペナルティエリアに入ってきた豊田の足元に入り、豊田のトラップから左足でシュートはゴールネットに突き刺さった。今シーズンもべアスタでの最初のゴールは豊田となった。豊田自身のチャンスはほとんどなかったもののしっかりと決めてくるのは流石ストライカー。今シーズンも多くのゴールを期待したい。前半のうちに水原が同点に追いつく。ディフェンスラインの裏に出たパスに相手フォワードが反応。フランコをスピードで振り切り、権田との一対一を確実に沈めた。この失点は単純にフランコの足が速かったら防げたのかもしれないが鳥栖での実戦がまだ少ないこと考えると次のプレーへの予測の一歩目が遅れたことは仕方ない部分もある。この失点が修正すべき点であることに変わりはないがフランコ自身はチームに合流して多くの実戦を積んでいないにも関わらず、空中戦の強さやマークの受け渡し、周りの選手との距離感は及第点といってもいいだろう。昨シーズンはミンヒョクと谷口の負荷が大きく、選手層が薄かったポジションに頼もしい選手が加わったことは今シーズンの戦いに好影響を与えてくれるはずだ。後半、サガン鳥栖が勝ち越す。敵陣でのスローイン、左サイドで豊田がスローインを胸で受けるとそのまま裏にパス。絶妙なタイミングで鎌田が裏に抜け出し、ペナルティエリア内左から冷静にゴールへ流し込んだ。個人的に今シーズンはトップ下の鎌田の活躍なくしてサガン鳥栖の上位進出は難しいと思っているが、今回の試合で豊田、富山、鎌田の3人は非常に連携もよく、シーズン開幕へ期待を感じさせる仕上がり。今のところは前線はこの3人がファーストチョイスと言えそうだ。このままのスコアで試合終了。今シーズン初のベアスタでの試合は開幕戦、そして今シーズンの戦いへの期待感を更に高めてくれるものとなった。今回の試合をより意味のあったものにする為にも開幕戦まであと1週間で修正点をしっかりと確認し絶対に開幕の柏レイソル戦は勝利したい。我々、サポーターもしっかりと準備して2月25日にベストアメニティスタジアムに足を運びたい。

vs水原三星ブルーウィングス プレビュー

2月18日(土)ベストアメニティスタジアムサガン鳥栖vs水原三星ブルーウィングスの国際親善試合が行われる。昨シーズンまでサガン鳥栖に在籍したミヌとソングンが今シーズンより水原三星に移籍し、その縁もあり、実現した今回の試合。鳥栖サポーターとしては兵役を理由に鳥栖を退団したミヌにこんなにも早く会えるとは嬉しい限りだが、今回の試合はただの親善試合ではなく、鳥栖は25日の柏レイソルとの開幕戦に向けて、水原三星は22日のACL第1戦川崎フロンターレ戦に向けて、お互いに仕上がりや修正点を確認する大事な試合となる。自分自身、今シーズンはまだ一度もトップチームの試合や練習を見ておらず、メンバー等については全く予想ができない。ただ開幕一週間前、それが楽しみな部分でもある。今シーズンはどのポジションも層が厚くなり、スタメンを確約された選手はほとんどいないだろう。新たに加わった選手のこれまでの実績を見てもサガン鳥栖の新たな武器になれる期待ができる選手ばかりで、今シーズンの戦いの場にサガン鳥栖というクラブを選んでくれたことに素直に感謝したい。サポーターとしていかなる時も選手を信じ、共に闘う。そして、今シーズンこそはサガン鳥栖を愛する全ての人たちと悲願のタイトルへ。

サガン鳥栖2017シーズン 新チーム

お久しぶりです。今年初のブログ更新です。ついこの間まで2016シーズンを戦っていた気がしますが、気づけば新チームも毎年恒例の沖縄 読谷村でのキャンプがスタート。フィッカデンティ体制2年目で昨年以上に結果が求められるシーズンとなる。それと同時にJリーグも大きく変わり、今シーズンより1シーズン制が復活。また長らくJリーグ中継を支えたスカパーが撤退し、新たにDAZNが中継を行うことになり、それに伴い今シーズンより賞金を含め各クラブへの傾斜配分金が増加、強者が更に強くなる仕組みになる為、今シーズンは一つでも上の順位、タイトル獲得へどのクラブも目の色を変えてオフシーズンの補強から活発に動いた印象がある。我々サガン鳥栖も移籍市場を賑わせたと言えるが、お金だけでは解決できない補強の難しさを痛感することにもなった。

これだけの期間、ブログを更新していないと書きたいことはまだまだ山ほどありますが、今回は現時点での新チームについてまとめていきます。まだまだ補強は続いていますが個人的にはしっかりとポイントに合致すふ補強ができ、主力の流出も最低限に食い止めたように感じます。それでは完全なる独断の新チームのまとめをどうぞ。

ゴールキーパー/赤星・辻】

サガン鳥栖ゴールマウスを守り続けた林がFC東京へ移籍。昨シーズンの全ての公式戦が終わり、早い段階で移籍の噂が出ていたが、未だに林の穴を埋める補強はできておらず、牲川も移籍し単純に枚数も足りていない。Jリーグの他クラブも始動しておりJリーグから林と同レベルの選手を獲得することはほぼ不可能。現時点では欧州の外国籍選手をターゲットにスカウティングを続けているはずだ。ただ、今の事態はネガティヴな考え方以外もできる。正キーパーが不在となったことでどの選手にも出場の機会が与えられるチャンスが巡ってくるだろう。赤星も辻も昨シーズンは悔しい想いをした二人だ。補強を含め今シーズンはどの選手も心も体も最高の準備で臨んでくれるだろう。今シーズンのゴールキーパー陣の奮闘は期待している。

センターバック/谷口・ミンヒョク・青木】

このポジションは昨シーズンから陣容は変わらず。フィッカデンティのサッカーになり、ディフェンスのやり方が変わった中でしっかりと順応し、欠かすことができない選手となった谷口・ミンヒョクの二人の残留は大きい。昨シーズン途中より加入した青木は途中加入で新たなサッカーに慣れることに苦労したかもしれないが今シーズンは谷口・ミンヒョクのポジションに割って入る活躍を期待したい。またタイトルを目標に掲げるクラブにおいて経験ほど大切なものはない。青木の鹿島での数々のタイトル獲得の経験は今シーズンのサガン鳥栖の力になるはず。マイナスはないがプラスもないポジション。不安をあげるとすれば怪我人が出た時。守備の要のポジションであり怪我をする可能性は最も高いかもしれないが控えが一人というのは少し怖さがある。ただ、このポジションも補強を考えているポジションではあり開幕までに補強する可能性もゼロではない。

サイドバック/吉田・藤田・小林・三丸】

このポジションは今シーズンのJリーグを見ても最も質が高いかもしれない。昨シーズン、攻守両面でブレイクし優秀選手賞を獲得した吉田、新加入ながらフィッカデンティのサッカーでフルシーズン欠かせない存在であり続けた藤田、横浜F・マリノスより加入し守備面においてJリーグNo. 1の右サイドバックとも言われる小林、出場機会こそ多くなかったがルーキーながら出場すればアピールを続けU-23代表候補にもなった三丸。どの選手もそれぞれに強いカラーがあり、怪我や出場停止が起きても安心できるレベルの選手が揃った。ファーストチョイスは左は吉田の可能性が高いが、右は藤田と小林のどちらになるか読めない。個人的な考えではあるが小林がフィッカデンティのサッカーに上手くハマれば藤田をミヌがいた右インサイドハーフにスライドし起用しても面白い。攻撃の精度はミヌに劣るが藤田、小林が並ぶ右サイドの守備力はJリーグトップクラスと言えるだろう。フィッカデンティのサッカーで運動量を含めインサイドハーフにかかる負担は非常に大きい。その負担を軽減させる為にもサイドバックの役割は今シーズンも重要となる。

【アンカー/ヨシキ・原川】

1年間サガン鳥栖のサッカーを見て、改めて4-3-1-2のシステムでは3ボランチの中央のアンカーの位置が最も重要だと感じた。昨シーズンはヨシキがこのポジションで不動の地位を築き、新たなアンカー像を作り上げ、それと同時にサッカーの質も上がっていった。ただ裏を返せばポジションを競争する相手がおらず、MVP級の活躍をしていたヨシキが怪我等で長期離脱をしていたなら今シーズンサガン鳥栖は違うカテゴリーで開幕を迎えることになっていた可能性すら考えられる。今シーズンもヨシキがファーストチョイスになることは間違いないと考えられるが、川崎フロンターレから新加入の原川にも注目したい。現時点ではフィッカデンティが原川をどこのポジションで起用するか分からないがヨシキよりオフェンシブなプレーに優れる原川がサガン鳥栖のサッカーに慣れ、中盤の底から展開力のあるプレーができるようになると昨シーズン攻撃面で苦しんだサガン鳥栖に違った武器が増えることになる。年代別代表の常連でリオオリンピック出場を決める決勝点を挙げた事も記憶に新しいと思うが、昨シーズンは川崎で出場機会に恵まれず本人も今シーズンにかける意気込みは強いはず。サガン鳥栖で原川の輝きを見れることに期待したい。

インサイドハーフ/福田・小川・石川・水野】

今のサガン鳥栖において最も運動量が必要なポジションで最もサガン鳥栖らしい選手が務めるポジションと言える。このポジションでまず触れておかなければならない事はミヌの退団だろう。昨シーズン、キャプテンとして右サイドのポジションで攻守両面でフル稼働し相手の脅威となっていたミヌの退団で生まれた穴はあまりにも大きく、この穴をプラスに変えていかなければサガン鳥栖の上位進出・タイトルは難しいかもしれない。左サイドは昨シーズンで最も成長し今後の成長も楽しみな福田が今シーズン定位置を不動のものにしていくことだろう。右サイドは名古屋グランパスより新加入で経験豊富な小川が入るのか、それともサガン鳥栖で初めて二種登録で出場を果たしユースから昇格した鳥栖の希望である石川がポジションを掴むか、仙台を戦力外になった元代表水野が鳥栖という新たな地で再起を図るか、それとも違うポジションからのコンバートがあるか、キャンプからアピールが始まるだろう。期待している方も多いであろう新加入の小川は長らく名古屋10番を背負い、ミヌとは違う良さを持ち、周りを活かし活かされるタイプである為、フィットすれば攻撃の質は上がり、周りの選手にも相乗効果をもたらすはずだ。石川は昨シーズン、トップチームでミヌという大きすぎる存在と共にプレーできた経験を胸に、いつかそんな大きな存在を超えられる選手になる為にプロ1年目の今シーズンは多くの事を経験してほしい。水野の加入はまさに寝耳に水、最近は所属した各クラブで思うような活躍ができておらず全盛期に比べるとキレ・スピードともに落ちてはいるがチームの戦術にフィットすると全盛期の輝きを取り戻す可能性は十分にある。

【トップ下/鎌田・太田】

 鎌田大地、昨シーズンのサガン鳥栖の攻撃は全てこの男が操っていたと言っても過言ではないだろう。トップ下というポジションで7ゴールを挙げ完全に鳥栖の攻撃の中心となったが、本人もサポーターもまだできると思っているからこそ、今シーズンはゴール数はもちろん、昨シーズン以上の活躍なくして鳥栖の進化はありえないだろう。ただパフォーマンスに波があり昨シーズンは鎌田の調子に攻撃陣が左右される事も少なくなかった。今シーズンは鎌田の他に攻撃の中心となれる能力を持った選手が多く加入し鎌田へのマークの分散に加え、鎌田自身の競争意識もより強くなるだろう。鎌田の更なる成長が鳥栖を上位へ導く。新加入の太田はトップ下を前提に書いているが攻撃に関してはポリバレントにどこのポジションもこなせる。ゆえに使われ方を予想することは難しいがプレースキックの精度が高く、柏時代でも大事な場面で決勝点を決める活躍もあった事を考えると、途中投入でも十分に見せ場を作り自分のカラーを出せる選手と言える。昨シーズンはゴールが欲しい場面での選手交代のバリエーションが少なく流れを変えられる選手も多くはなかった。今シーズンはきっとその穴を太田が埋めてくれると期待したい。

【フォワード/豊田・富山・池田・小野・田川】

このポジションは非常に面白い選手が揃った。エースストライカー豊田は昨シーズンこそ年間15ゴールという記録が途切れたがフィッカデンティのサッカー1年目で慣れない部分が多くシーズン前に藤田・水沼のチャンスメーカーが不在となった中での13ゴールは立派。今シーズンもサガン鳥栖の攻撃を引っ張っていってくれるはずだ。富山は昨シーズンの序盤から出場機会に恵まれプレースキックのキッカーも務めたが最も欲しいゴールが遠かった。ただ終盤はゴールを重ね今シーズンの更なるブレイクを期待させる。池田は昨シーズン納得のいくシーズンでは決してなかったはず。新たなサッカーの中で自分の良さを発揮することが難しかった印象があるが労を惜しまずに前線から守備をできる選手は上位を狙う鳥栖にとって絶対に必要な時がくるだろう。小野はベルギーのクラブを退団し新たなクラブに鳥栖を選んだ。横浜F・マリノスの下部組織出身でトップ昇格前から活躍しクラブのエースとして将来を嘱望されていた。海外に挑戦し伸び悩んだ感は否めないが秘めているポテンシャルは申し分ない。豊田・鎌田と共に組むカルテットはハマればJリーグ屈指となるだろう。実力を考えると豊田と組むセカンドトップのファーストチョイスといえるだろう。田川はユースより昇格した鳥栖の将来のエース候補。年代別代表の常連、181cmの高身長でスピードもある。そしてレフティーというとても魅力溢れる選手で昨シーズンの石川の起用を考えるとフィッカデンティが1年目から出場機会を与える可能性も十分に考えられる。

新チームをまとめると人数的に不安があるポジションもあるが期待できる選手たちが揃ってくれた印象があり、まだ補強には期待したい。今シーズンはクラブ全体とサポーターが同じ方向を向いてタイトルを目指し戦いたい。

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