u393のサガン鳥栖な毎日

サガン鳥栖サポーター。サガン鳥栖、Jリーグ、サッカー。色んなことぼちぼちと綴ります。

名古屋戦プレビュー

明日、午後7時よりベストアメニティスタジアム名古屋グランパス戦が行われる。1stステージでの対戦は6試合前で、結果はサガン鳥栖が富山のコーナーキックから豊田のダイビングヘッドで得点し1-0で勝利。鳥栖としてはこの名古屋戦から好調をキープしている。また、今年の試合を含め過去5戦は鳥栖の4勝1分と相性が良く、今節も攻守ともにハードワークし勝ち点3を掴み取りたい。一方、名古屋は1stステージ鳥栖戦の前から勝ちがなく現在11戦勝ちなしでクラブワースト記録。試合内容も得点が取れず失点を重ね、状態は非常に悪い。だが、チームとしては酒井、ハデソン、扇原を補強し変化をもたらそうとしていることは確かである。メンバーを見ても豪華な選手が揃っており、いくら状態が悪いとはいっても個人で点を取れる選手もいる。お互いに中3日で迎える試合、3連戦の最終節で疲労もピークにあると思うが、サガン鳥栖は試合終盤まで走り続けたい。

試合内容とは別の話になるが、名古屋には過去、サガン鳥栖でプレーした安田理大と野田龍之介が在籍している。安田は2014年に1年間プレー。サガン鳥栖に加入する前は運動量や守備面など、不安な点は多かったが、シーズンが開幕するとミヌと安田の左サイドはJ1でも屈指の攻撃力を誇り、安田の両足から繰り出される正確なクロスは多くのチャンスを演出した。不動のレギュラーとして1年間活躍し、2014年のリーグ戦5位という結果に大いに貢献してくれた。その後、ヴィッセル神戸に移籍。今シーズンからは活躍の場を名古屋グランパスに移している。

次に野田龍之介。サガン鳥栖でプロのキャリアをスタートさせる。2010年の特別指定選手としてプレー、2013年まで在籍した。入団当初は足元でのプレーが上手い長身フォワードということで次期エース候補として期待されたが豊田の壁は厚く、最前線でのポジションに定着することができなかった。だが、足元の上手さ、ドリブルの能力、キープ力を生かせるサイドハーフにコンバートされ才能が開花。サガン鳥栖のJ1昇格に大きく貢献、昇格後もサガン鳥栖の選手にないテクニカルなプレーを武器にコンスタントに出場を続けたが、次第に膝の怪我の影響で出場機会が減少し、2014年より名古屋グランパスでプレーしている。サガン鳥栖でキャリアをスタートさせたこともあり、サポーターの中には野田との対戦を楽しみにするサポーターも多くいたが、2014年は期待されながらも膝の怪我が思うように完治せず、公式戦出場は無かった。2015年も怪我の影響で年間通して思うようなプレーができずリーグ戦は4試合の出場にとどまった。その為、過去2年間、サガン鳥栖名古屋グランパスとの対戦で野田龍之介と対戦したことはない。だが、今節は鳥栖への帯同が濃厚。場合によってはスタメンとしてプレーする可能性もある。その場合はミヌとのマッチアップになり、サポーターとしては楽しみの一つでもある。安田も野田もサガン鳥栖で活躍してくれた選手で、こうやって対戦できることは試合の結果に関係なくうれしいことだ。

サガン鳥栖はJ2時代、補強にかけられる資金も多くはなく他チームの戦力外選手などが多く加入するチームだった。J1に昇格して知名度も上がり鳥栖でサッカーをしたくて移籍してきてくれる選手も増えた。だが、誰かが加入したら誰かが移籍しなければならない。こうやって押し出されるようにサガン鳥栖を去る選手もいっぱいいることを忘れないようにしたい。今もJ2、J3、もっと下のカテゴリーで頑張っている元サガン鳥栖の選手も応援してる。そのような選手と公式戦で対戦できることはすごく楽しみなことであり、サガン鳥栖で出番に恵まれなかった選手が他のチームを引っ張ってる姿を見るのが純粋に嬉しく感じる。