u393のサガン鳥栖な毎日

サガン鳥栖サポーター。サガン鳥栖、Jリーグ、サッカー。色んなことぼちぼちと綴ります。

下部組織

あと数日でリオ五輪が始まる。サッカー日本代表は5日に初戦ナイジェリア戦を迎える。オリンピックは23歳以下のメンバーが出場資格を持つが、A代表で出場機会を得ている選手は遠藤、浅野くらい。世界的に見れば同世代の選手はA代表で活躍している選手が多くいる。それを考えると日本はA代表の世代交代があまりスムーズに行われていない。オリンピックに出場する選手もできなかった選手もA代表を目指し、大会に出場できる選手は試合でアピールをして海外のチャンスを掴むくらいの活躍を期待したい。この世代交代の問題はJリーグの各チームも抱えている課題かもしれない。下部組織が充実している印象があるチームはガンバ大阪セレッソ大阪サンフレッチェ広島など昔から力を入れている。下部組織があまり強くないチームが下部組織ではなく高卒の新人を獲得しても3~5年の期間は戦力にならない選手が多く、金銭的にも時間的にも余裕を持って育てられる環境が必要。そう考えると下部組織の充実は各チームに必要で、その積み重ねが日本サッカーの進歩に繋がるだろう。サガン鳥栖を考えてみると、トップチームの主力の年齢は上がってきている。若手といえるのは鎌田、福田くらいだろう。近年の下部組織からのトップ昇格は数年前に守田が昇格したが、出場機会に恵まれずにサガン鳥栖を離れることになった。2種登録されることは昇格よりも多くあるが、そのまま大学進学してしまい、プロになれないことが多い。今シーズンも3人の選手が2種登録されている。藤松、石川、田川の3人だ。藤松は高校2年生だが、石川、田川は高校3年生で今後の進路が気になるところ。藤松と田川は最近でも年代別の日本代表に召集されており、試合にも絡んでいる。石川はユースの主将で、強豪高校からの誘いを断り、サガン鳥栖ユースへ進み、サガン鳥栖へのトップ昇格を目標にしている。サガン鳥栖もJ1で闘えるチームになってきた。ここで更にもう1段階ステップアップするためには下部組織で有力な選手を育て、下部組織も含めて強化していければ長いスパンでチームを支えてくれる戦力が整うはず。ここ最近、サガン鳥栖佐賀市内にユースの練習場や寮を建設し、惜しくもグループリーグ敗退に終わってしまったが今年はクラブユース選手権にも出場できた。着実にチームは強く厚くなってきている。