u393のサガン鳥栖な毎日

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ジュビロ磐田戦 戦評

昨日、午後7時からヤマハスタジアムにてサガン鳥栖vsジュビロ磐田の試合が行われた。結果は1-1のドロー。サガン鳥栖は前節の川崎フロンターレ戦とは異なり、やりたいことができない時間帯が多かった90分。ジュビロ磐田は自分たちのペースで試合を進めることができた90分。ただ、終わってみればお互いに獲得できた勝ち点は1。両チーム、全く異なる内容の中だったが、この勝ち点1をどう受け止めるか。

試合を振り返る。サガン鳥栖は前節からメンバーの変更はなく、ゴールキーパーに林、最終ラインの右から藤田、ミンヒョク、谷口、吉田、中盤は3ボランチのアンカーにヨシキ、右にミヌ、左に福田、トップ下に鎌田、前線は豊田と早坂の2トップとなった。一方の磐田は前節でチームの核である小林がオランダへ移籍、チームも3連敗中という中でメンバーを変更して試合に臨んだ。ゴールキーパーカミンスキー、最終ラインは右からパパドプーロス、大井、森下、中盤は上田と宮崎のボランチ、右サイドに太田、左サイドに中村、トップ下に川辺、前線はジェイとアダイウトンの2トップで、大きく変わったポイントはこれまでボランチで出場していた川辺が小林の務めていたポジションを任されている部分。ジュビロ磐田のサッカーの軸となるポジションなだけに川辺の出来はチームの出来に直接的に関わるかもしれない。前半からジュビロ磐田は自分たちの形で試合を進め、シュートで終わるシーンも多かった。だが、先制したのはサガン鳥栖。ミヌが右サイドから中へカットインし前線へパスを送るとパパドプーロスがそのボールの処理を誤り、こぼれ球を鎌田が冷静に押し込んだ。ただ、先制した後も状況は変わらず、チャンスはあったものの磐田ペースで試合は流れた。ジュビロ磐田は太田、中村の両サイドがワイドに開き、ボールを動かしながらボールサイドとは逆サイドへ展開しクロスを上げられる展開が多く、シンプルな攻撃ではあるがサガン鳥栖の脅威となった。システムは変えながらもそのサッカーを90分間貫いた磐田に遂に得点が生まれた。試合終了間際のプレー、右サイドからのクロスがファーサイドまで流れた場面、森島と藤田の競り合いで藤田がファールを取られPK献上。ジェイが落ち着いて蹴り込んだ。このまま、試合は終わり1-1のドローとなった。サガン鳥栖としては試合を通して中々ペースを掴めずに相手に合わせてしまい、終盤に足が止まってしまった印象がある。ただ、ラッキーな形で先制して、負けなかったことはポジティブに考えたい。終了間際にPKを取られなければ勝利していたかもしれない。そのPKの場面のファールもとても難しい判定で逆のファールでもおかしくなかったが、前半からサガン鳥栖ペナルティエリア内でのハンドなどを見逃していたことも考えれば帳尻合わせで、このPKは仕方ないと考えられる。サガン鳥栖は勝ち切ることはできなかったが、2ndステージの順位表を見れば勝ち点1を積み上げ順位は3位に浮上した。大事なことは試合の悪かった部分を次の試合までにしっかりと修正し試合に臨むこと。今節の内容も悪かったと言い切れる内容ではなかったが、もう1段階ステップアップするためには自分たちのペースで試合ができなくても勝ちという結果を挙げることが必要になる。