u393のサガン鳥栖な毎日

サガン鳥栖サポーター。サガン鳥栖、Jリーグ、サッカー。色んなことぼちぼちと綴ります。

サガン鳥栖2017シーズン 新チーム

お久しぶりです。今年初のブログ更新です。ついこの間まで2016シーズンを戦っていた気がしますが、気づけば新チームも毎年恒例の沖縄 読谷村でのキャンプがスタート。フィッカデンティ体制2年目で昨年以上に結果が求められるシーズンとなる。それと同時にJリーグも大きく変わり、今シーズンより1シーズン制が復活。また長らくJリーグ中継を支えたスカパーが撤退し、新たにDAZNが中継を行うことになり、それに伴い今シーズンより賞金を含め各クラブへの傾斜配分金が増加、強者が更に強くなる仕組みになる為、今シーズンは一つでも上の順位、タイトル獲得へどのクラブも目の色を変えてオフシーズンの補強から活発に動いた印象がある。我々サガン鳥栖も移籍市場を賑わせたと言えるが、お金だけでは解決できない補強の難しさを痛感することにもなった。

これだけの期間、ブログを更新していないと書きたいことはまだまだ山ほどありますが、今回は現時点での新チームについてまとめていきます。まだまだ補強は続いていますが個人的にはしっかりとポイントに合致すふ補強ができ、主力の流出も最低限に食い止めたように感じます。それでは完全なる独断の新チームのまとめをどうぞ。

ゴールキーパー/赤星・辻】

サガン鳥栖ゴールマウスを守り続けた林がFC東京へ移籍。昨シーズンの全ての公式戦が終わり、早い段階で移籍の噂が出ていたが、未だに林の穴を埋める補強はできておらず、牲川も移籍し単純に枚数も足りていない。Jリーグの他クラブも始動しておりJリーグから林と同レベルの選手を獲得することはほぼ不可能。現時点では欧州の外国籍選手をターゲットにスカウティングを続けているはずだ。ただ、今の事態はネガティヴな考え方以外もできる。正キーパーが不在となったことでどの選手にも出場の機会が与えられるチャンスが巡ってくるだろう。赤星も辻も昨シーズンは悔しい想いをした二人だ。補強を含め今シーズンはどの選手も心も体も最高の準備で臨んでくれるだろう。今シーズンのゴールキーパー陣の奮闘は期待している。

センターバック/谷口・ミンヒョク・青木】

このポジションは昨シーズンから陣容は変わらず。フィッカデンティのサッカーになり、ディフェンスのやり方が変わった中でしっかりと順応し、欠かすことができない選手となった谷口・ミンヒョクの二人の残留は大きい。昨シーズン途中より加入した青木は途中加入で新たなサッカーに慣れることに苦労したかもしれないが今シーズンは谷口・ミンヒョクのポジションに割って入る活躍を期待したい。またタイトルを目標に掲げるクラブにおいて経験ほど大切なものはない。青木の鹿島での数々のタイトル獲得の経験は今シーズンのサガン鳥栖の力になるはず。マイナスはないがプラスもないポジション。不安をあげるとすれば怪我人が出た時。守備の要のポジションであり怪我をする可能性は最も高いかもしれないが控えが一人というのは少し怖さがある。ただ、このポジションも補強を考えているポジションではあり開幕までに補強する可能性もゼロではない。

サイドバック/吉田・藤田・小林・三丸】

このポジションは今シーズンのJリーグを見ても最も質が高いかもしれない。昨シーズン、攻守両面でブレイクし優秀選手賞を獲得した吉田、新加入ながらフィッカデンティのサッカーでフルシーズン欠かせない存在であり続けた藤田、横浜F・マリノスより加入し守備面においてJリーグNo. 1の右サイドバックとも言われる小林、出場機会こそ多くなかったがルーキーながら出場すればアピールを続けU-23代表候補にもなった三丸。どの選手もそれぞれに強いカラーがあり、怪我や出場停止が起きても安心できるレベルの選手が揃った。ファーストチョイスは左は吉田の可能性が高いが、右は藤田と小林のどちらになるか読めない。個人的な考えではあるが小林がフィッカデンティのサッカーに上手くハマれば藤田をミヌがいた右インサイドハーフにスライドし起用しても面白い。攻撃の精度はミヌに劣るが藤田、小林が並ぶ右サイドの守備力はJリーグトップクラスと言えるだろう。フィッカデンティのサッカーで運動量を含めインサイドハーフにかかる負担は非常に大きい。その負担を軽減させる為にもサイドバックの役割は今シーズンも重要となる。

【アンカー/ヨシキ・原川】

1年間サガン鳥栖のサッカーを見て、改めて4-3-1-2のシステムでは3ボランチの中央のアンカーの位置が最も重要だと感じた。昨シーズンはヨシキがこのポジションで不動の地位を築き、新たなアンカー像を作り上げ、それと同時にサッカーの質も上がっていった。ただ裏を返せばポジションを競争する相手がおらず、MVP級の活躍をしていたヨシキが怪我等で長期離脱をしていたなら今シーズンサガン鳥栖は違うカテゴリーで開幕を迎えることになっていた可能性すら考えられる。今シーズンもヨシキがファーストチョイスになることは間違いないと考えられるが、川崎フロンターレから新加入の原川にも注目したい。現時点ではフィッカデンティが原川をどこのポジションで起用するか分からないがヨシキよりオフェンシブなプレーに優れる原川がサガン鳥栖のサッカーに慣れ、中盤の底から展開力のあるプレーができるようになると昨シーズン攻撃面で苦しんだサガン鳥栖に違った武器が増えることになる。年代別代表の常連でリオオリンピック出場を決める決勝点を挙げた事も記憶に新しいと思うが、昨シーズンは川崎で出場機会に恵まれず本人も今シーズンにかける意気込みは強いはず。サガン鳥栖で原川の輝きを見れることに期待したい。

インサイドハーフ/福田・小川・石川・水野】

今のサガン鳥栖において最も運動量が必要なポジションで最もサガン鳥栖らしい選手が務めるポジションと言える。このポジションでまず触れておかなければならない事はミヌの退団だろう。昨シーズン、キャプテンとして右サイドのポジションで攻守両面でフル稼働し相手の脅威となっていたミヌの退団で生まれた穴はあまりにも大きく、この穴をプラスに変えていかなければサガン鳥栖の上位進出・タイトルは難しいかもしれない。左サイドは昨シーズンで最も成長し今後の成長も楽しみな福田が今シーズン定位置を不動のものにしていくことだろう。右サイドは名古屋グランパスより新加入で経験豊富な小川が入るのか、それともサガン鳥栖で初めて二種登録で出場を果たしユースから昇格した鳥栖の希望である石川がポジションを掴むか、仙台を戦力外になった元代表水野が鳥栖という新たな地で再起を図るか、それとも違うポジションからのコンバートがあるか、キャンプからアピールが始まるだろう。期待している方も多いであろう新加入の小川は長らく名古屋10番を背負い、ミヌとは違う良さを持ち、周りを活かし活かされるタイプである為、フィットすれば攻撃の質は上がり、周りの選手にも相乗効果をもたらすはずだ。石川は昨シーズン、トップチームでミヌという大きすぎる存在と共にプレーできた経験を胸に、いつかそんな大きな存在を超えられる選手になる為にプロ1年目の今シーズンは多くの事を経験してほしい。水野の加入はまさに寝耳に水、最近は所属した各クラブで思うような活躍ができておらず全盛期に比べるとキレ・スピードともに落ちてはいるがチームの戦術にフィットすると全盛期の輝きを取り戻す可能性は十分にある。

【トップ下/鎌田・太田】

 鎌田大地、昨シーズンのサガン鳥栖の攻撃は全てこの男が操っていたと言っても過言ではないだろう。トップ下というポジションで7ゴールを挙げ完全に鳥栖の攻撃の中心となったが、本人もサポーターもまだできると思っているからこそ、今シーズンはゴール数はもちろん、昨シーズン以上の活躍なくして鳥栖の進化はありえないだろう。ただパフォーマンスに波があり昨シーズンは鎌田の調子に攻撃陣が左右される事も少なくなかった。今シーズンは鎌田の他に攻撃の中心となれる能力を持った選手が多く加入し鎌田へのマークの分散に加え、鎌田自身の競争意識もより強くなるだろう。鎌田の更なる成長が鳥栖を上位へ導く。新加入の太田はトップ下を前提に書いているが攻撃に関してはポリバレントにどこのポジションもこなせる。ゆえに使われ方を予想することは難しいがプレースキックの精度が高く、柏時代でも大事な場面で決勝点を決める活躍もあった事を考えると、途中投入でも十分に見せ場を作り自分のカラーを出せる選手と言える。昨シーズンはゴールが欲しい場面での選手交代のバリエーションが少なく流れを変えられる選手も多くはなかった。今シーズンはきっとその穴を太田が埋めてくれると期待したい。

【フォワード/豊田・富山・池田・小野・田川】

このポジションは非常に面白い選手が揃った。エースストライカー豊田は昨シーズンこそ年間15ゴールという記録が途切れたがフィッカデンティのサッカー1年目で慣れない部分が多くシーズン前に藤田・水沼のチャンスメーカーが不在となった中での13ゴールは立派。今シーズンもサガン鳥栖の攻撃を引っ張っていってくれるはずだ。富山は昨シーズンの序盤から出場機会に恵まれプレースキックのキッカーも務めたが最も欲しいゴールが遠かった。ただ終盤はゴールを重ね今シーズンの更なるブレイクを期待させる。池田は昨シーズン納得のいくシーズンでは決してなかったはず。新たなサッカーの中で自分の良さを発揮することが難しかった印象があるが労を惜しまずに前線から守備をできる選手は上位を狙う鳥栖にとって絶対に必要な時がくるだろう。小野はベルギーのクラブを退団し新たなクラブに鳥栖を選んだ。横浜F・マリノスの下部組織出身でトップ昇格前から活躍しクラブのエースとして将来を嘱望されていた。海外に挑戦し伸び悩んだ感は否めないが秘めているポテンシャルは申し分ない。豊田・鎌田と共に組むカルテットはハマればJリーグ屈指となるだろう。実力を考えると豊田と組むセカンドトップのファーストチョイスといえるだろう。田川はユースより昇格した鳥栖の将来のエース候補。年代別代表の常連、181cmの高身長でスピードもある。そしてレフティーというとても魅力溢れる選手で昨シーズンの石川の起用を考えるとフィッカデンティが1年目から出場機会を与える可能性も十分に考えられる。

新チームをまとめると人数的に不安があるポジションもあるが期待できる選手たちが揃ってくれた印象があり、まだ補強には期待したい。今シーズンはクラブ全体とサポーターが同じ方向を向いてタイトルを目指し戦いたい。

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