u393のサガン鳥栖な毎日

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川崎フロンターレ戦 戦評

3月5日等々力陸上競技場でJ1第2節サガン鳥栖vs川崎フロンターレの試合が行われた。結果は1-1のドロー。両チームのストロングポイントが見えた非常に良い試合となった。サガン鳥栖は1失点はしてしまったものの川崎の攻撃陣にしっかりとついていけたことは大きな収穫。

試合を振り返る。まずは両チームのメンバー。サガン鳥栖ゴールキーパーに権田。最終ラインは右から藤田、ミンヒョク、谷口、吉田。中盤はアンカーにヨシキ、右に小野、左に福田、トップ下に鎌田。前線は豊田と富山。開幕戦を体調不良で欠場した福田がスタメンに復帰。ベンチには今シーズン初めてフランコと田川が入った。川崎フロンターレゴールキーパーチョン・ソンリョン、最終ラインは右から田坂、谷口、車屋、登里、中盤は大島とエドゥアルド・ネットのダブルボランチ、右に阿部、左に中村、トップ下に大塚、前線に小林となった。川崎は怪我人が多い中、上手く選手をやりくりしている印象。それでも川崎らしい攻撃的なサッカーは健在で新加入の家長や阿部がチームに溶け込むと、より手強いチームになるだろう。

ゴールシーンを振り返ると、前半に中村が小林にパスを送る。パスがズレて吉田の足元に、これを吉田がトラップミスし、小林はそのボールをドリブルでペナルティエリア内まで持ち込み、シュート。シュートはコースにスライディングしてきた谷口の足に当たり、ゴールへ。権田のニアサイドを抜き、ゴールネットに突き刺さった。 この失点は完全に防げた失点。準備が足りず、守備の良い判断ができなかった吉田のミスだろう。今回は前半の早い時間での失点、前節も後半開始直後に失点。試合への入りが悪く、尚且つ自分達のイージーミスで失点をしてしまっていては今後良い試合をしても勝ちを逃す事になりかねない。マッシモのサッカーでは守備時に周りとの連携が生命線であり、一人がサボれば守備は容易に崩れかねない。今回は吉田のミスだったが自分が対応する場面でもそうでなくても、どの判断がベストか常に考えなければ良い守備は完成しないし、今後は共通理解を更に深めたい。鳥栖は前半のうちに追いつく。右サイドの裏に抜け出した鎌田が深い位置からクロス。クロスはゴールキーパーのパンチングに合うが、ペナルティアーク付近に弾かれた浮き玉をヨシキがボレーシュート。真っ直ぐに飛んだボールは地を這い、ゴールに突き刺さった。前節の原川のゴールに続き、ビューティフルなゴールとなった。走行距離や守備面がピックアップされるヨシキだが、アンカーの選手がこうやって直接的にゴールに絡んだり、攻撃のスイッチを入れる回数がもっと増えていくと得点力不足解消にも繋がっていくはずた。

リーグが開幕し1分1敗。開幕戦も悲観する内容ではなかったが今節はより評価できる内容でありチームとしての不安はあまり大きくない。ただ、昨シーズンの前半戦も良い試合をしても結果が出ないことが多く、それを考えると今は内容も大切だが結果が欲しい。結果によってチームに勢いが生まれることもある。今節で小野が負傷交代、富山も腕を負傷し、今後離脱する可能性も考えられ、チームとしては今後苦しい戦いとなるかもしれないが、今節途中出場の原川、田川がしっかりと見せ場を作り、次節以降の活躍を期待させてくれる。次節サンフレッチェ広島戦はベストアメニティスタジアムで勝利を掴みたい。