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u393のサガン鳥栖な毎日

サガン鳥栖サポーター。サガン鳥栖、Jリーグ、サッカー。色んなことぼちぼちと綴ります。

浦和レッズ戦 戦評

Jリーグ サガン鳥栖 浦和レッズ 戦評 戦評 Jリーグ 浦和レッズ サンフレッチェ広島

昨日、午後7時より埼玉スタジアム2002サガン鳥栖vs浦和レッズの試合が行われた。2ndステージで上位につける両者の一戦、鳥栖にとっては優勝戦線に留まるために2ndステージの大一番といってもおかしくない試合だったが、結果は0-2で浦和レッズの勝利。2ndステージ優勝のタイトルに向けて、浦和は一歩前進、鳥栖は一歩後退。内容は簡単にいうと、浦和が試合の中で一人一人が仕事をしっかりとこなし、鳥栖のストロングポイントを上手く消した形だが、少し詳しく振り返る。まずはメンバーから、サガン鳥栖ゴールキーパーに林、最終ラインは右から藤田、ミンヒョク、谷口、吉田、中盤はアンカーにヨシキ、右にミヌ、左に福田、トップ下に鎌田、前線の2枚は豊田とカビル。浦和レッズゴールキーパーに西川、最終ラインは右から森脇、那須、槙野、中盤は阿部と柏木のダブルボランチ、右に関根、左に宇賀神、シャドーには武藤と高木、最前線はズラタン。前半から試合は浦和ペースで進む。だが、鳥栖も相手に合わせることなく焦らず、局面では集中して守備ができていた。だが、前半の終了間際に試合が動く。浦和の右サイド関根が中に入りながらズラタンへパス。関根はそのまま中に入りながらリターンを受ける動きをするがズラタンの選択は関根ではなく中にポジションを取りペナルティアーク付近にいた逆サイドの宇賀神。宇賀神はダイレクトでシュート。そのミドルシュートは弧を描きながら左ゴールポストに当たりゴールへ吸い込まれた。関根、ズラタン、宇賀神と3人が絡んだゴールだが、2シャドーの武藤と高木はペナルティエリア内にポジションを取り、ディフェンスを引き付け、関根、宇賀神へプレーエリアを作った。意図的ではなかったとしても前線の攻撃のパターンの多さは褒めるしかない。この失点の3分後、ハーフウェーライン付近まで阿部がボールを運び、中にポジションを取っていた関根へ楔を入れる。関根はカットインしながら前に走り込んで武藤へパスを送り、武藤は冷静右足を振り抜いた。この失点のスイッチとなった阿部から関根への楔のパスだが、ただ単に入ったわけではない。関根と同じ位置まで森脇が上がっており、ディフェンスとしては森脇へパスが通ることも頭に入れつつ守備をする必要があった。その為、関根にわずかなスペースが生まれ、そこを上手く使われた。また、関根へ後ろからプレッシャーをかけるため谷口が一歩前へ動いたことに伴い、最終ラインにギャップとスペースができ、関根と武藤はその空間を見逃さなかった。この2失点は完璧に崩された失点だった。サガン鳥栖は2ndステージは好調を維持しているが、当然失点する場面もある。ただ、今回のように完璧に崩された場面は多くない。ある程度フィッカデンティのサッカーが浸透し守備に関しては自信をつけてきていた今、こんなにも簡単に崩されてしまった現状はしっかりとチームで受け止めなければならない。鳥栖は前半から中から外、外から中と的を絞らせない浦和の攻撃に手を焼き、2シャドーと両ワイドが流動的に動いてボールを回すことに苦戦していた。どんなに崩されても失点したかしてないかはとても重要で、最後の局面で集中力し守り切ればいいわけで、それはサガン鳥栖の持ち味とも言える。今回は鳥栖の最後の局面での守備の判断より浦和の攻撃の判断が上をいっていた。攻撃の最後の精度やバリエーションは浦和を見習う部分も多く、敵ながら攻撃の完成度には拍手を送るしかなかった。この試合、結果こそ2点差がついてしまったがサガン鳥栖もチャンスがなかったわけではなく、失点シーン以外はしっかり体を張った守備ができていた。問題は自分たちのいつもの試合中の良いペースが良い守備をきっかけにしてスイッチを入れられない時だ。鳥栖は良い守備でボールを奪ったり、ルーズボールをマイボールにしたり、そういう場面から縦に速い攻撃が持ち味。今回は、まず中盤システム同士のミスマッチが起きルーズボールが拾える回数自体が他の試合に比べて少なかった。また、浦和の攻撃が鳥栖の守備で完結しなかった場合でも、すぐにボールへプレッシャーをかけられ、ボールを繋げない場面が目立ち、マイボールになってもゴールキーパーの林までボールを戻すことが多かった。鳥栖は後半に入り、最終ラインを3バック気味に、ミヌをトップ下、福田を右サイドとシステムの変更を図ったが、らしさは見せられず。終盤に途中出場の早坂、富山が絡んでシュートまで行く場面は増えたが最後の精度は低く、後半唯一の決定機と言ってもいい谷口のダイビングヘッドは西川のセーブにあった。鳥栖サポーターとして、この一試合だけではなく、これまでの2ndステージでの戦いを含めトータル的に判断すると、今節の鳥栖のサッカーが悪いとは思わなかった。ただ、鳥栖がもうワンランク上のチームになり、勝っていくためには今以上にチーム全体で高いレベルのサッカーを目指すことが必要。すぐにチームが変われることはないが、今節での課題は次節で改善できるはず。そして、次の相手は奇しくも浦和と同じシステムのサンフレッチェ広島。いい準備を行い、勝利を掴みとり、何としてでも優勝戦線に食らいつきたい。