u393のサガン鳥栖な毎日

サガン鳥栖サポーター。サガン鳥栖、Jリーグ、サッカー。色んなことぼちぼちと綴ります。

1ステージ制への逆戻り

来シーズンよりJ1リーグが1ステージ制に戻ることが理事会で承認された。2015シーズンよりJ1リーグJリーグ開幕当初の2ステージ制に移行されていた。その狙いはJリーグ全体の注目度や収入を上げることなど様々なことが考えられるが、正直Jリーグが盛り上がったような感じは全くなく、チャンピオンシップを導入したことによりリーグ全体の日程を前にずらす必要があり、その結果、日程は必然的に過密になった。冷静に考えれば分かる問題だが、たった2年で元の1ステージ制に戻すことを考えても先のことを考えずに決断をしていたことがよくわかる。今、日本代表は最終予選で苦しんでいるが、Jリーグの発展は日本サッカーの発展に繋がると思っている。Jリーグがこのような状況であれば、日本代表の衰退も関係していないとは言えないだろう。1ステージ制への移行の他にも、外国籍選手の登録枠増加、サマーブレイクの導入など、来シーズンに向けて、今後この他にも様々なことが公になってくると思うが、今回の決断が本当に日本サッカーの未来を見据えているのかは分からない。選手はどんな方式であっても全力で試合をすることは変わらない。ただ、試合以外の部分で環境やルールが変われば、モチベーションなどメンタル面への影響は出てくるはず。来シーズンはそういう意味でも協会側がリーグ全体を見て、しっかりと精査して、常に改善し前進していくことが大切。もっと楽しく人気のあるJリーグに、そして、もっと強い日本サッカーになる為に。そんな希望を胸に抱きつつ、今回の大きな発表、協会の決断が正解であることを祈りたい。

日本vsイラク 戦評

本日、W杯アジア最終予選の第3戦、イラクとの試合が行われた。結果は2-1で勝利。絶対に勝ちが必要だったことを考えると最低限の結果は手にすることができたが、試合内容は改善点が多く、勝利したのに次戦に不安を残すものとなった。日本のメンバーはゴールキーパーに西川、最終ラインは右から酒井宏、吉田、森重、酒井高、中盤は長谷部と柏木のダブルボランチ、右に本田、左に原口、トップ下に清武、ワントップは岡崎という布陣。いつもと違う点はまずトップ下に香川ではなく清武が起用されたこと。両者、チームで出場機会に恵まれておらずコンディション的にはあまり変わらないと思われるが、香川は代表でここ数試合出来が非常に悪くベンチスタートとなった。また、長谷部の相棒は柏木が出場機会を得た。アバウトに考えると守りの長谷部、攻撃の柏木と考えられるが、柏木が今の日本代表の中でどこまで浦和で発揮している役割をこなせるかは疑問。柏木はスペースを自ら使う、スペースを活かすことに長けているが日本はスペースを広く使う展開より同サイドで細かく繋ぐことが多い。あえて、柏木を入れることでピッチを広く使うねらいがあったのかもしれない。得点・失点シーンを振り返ると1点目は前半に右サイドから清武がグラウンダーのクロスを入れ、走り込んだ原口が上手く流し込んだ。左サイドの原口がペナルティエリアの中にちゃんと走り込みポジションを取っていたことは評価できる。ここ最近、原口はチームでも欠かせない存在となり、代表でも地位を築きつつある。プレーもさることながら、気持ちが見える選手であることも厳しい最終予選で起用されている要因かもしれない。失点シーンはセットプレーから相手に頭で合わせられた。セットプレーは警戒すべきと誰もが分かっていることで、それなのに前半開始直後にもあわや失点というシーンを作られた。結果的ではあるが、そのシーンも失点シーンも相手のマークについていたのは酒井高。身長は高くなく、相手と10cmほどの差が付くことも考えられるが、サイズで勝る相手にマークをついていたこと、連続して相手に自由にヘディングをさせてしまったことを考えると酒井高自身の問題もゼロではないがチームのスカウティング不足なのではないか、とも感じ取れた。2点目は後半アディショナルタイムコーナーキックで浮き玉がペナルティアーク付近にこぼれ、途中出場の山口がボレーで合わせた。途中出場で大きな仕事をした山口ではあるが、得点シーン以外はあまり効果的な仕事はできていなかった。また試合終盤は吉田を前線に上げてパワープレー。結果的にそれで勝ち越しに繋がったかもしれないが、どれだけ戦術面を考えても終盤の15分はその戦術通りにはいかないことが多く、どの試合でも最終的にパワープレーに走っている。つまり、試合を決めきれなかった結果、戦術とは異なるパワープレーで試合を決めに行っているということだ。それであれば、その終盤の時間帯だけというポイント使いでもいいから、長身でアバウトなボールも競ることができる選手を招集しておくべきではないだろうか。途中出場の選手が得点を決め、采配が当たったかのような雰囲気があるが、実際には得点を取りに行くために投入した前線の小林はほぼ何もすることはなかった。それなのにパワープレーをしていることは選手起用と戦術が矛盾しているように思える。次戦はアウェイで難敵のオーストラリア戦。イラクほど簡単にボールを失うことはないし、フィジカルにも優れ万が一の時のパワープレーもあまり効果的ではない。しっかりと90分間の中でプランを立てて何を行うのかハッキリする必要があると同時にアウェイということを考えると、シンプルにプレーしていくことも大切。難しい相手ではあるが、勝てない相手ではない。今日の反省を改善し、闘ってくれることに期待してする。

ベガルタ仙台戦 戦評

本日、午後6時30分よりベストアメニティスタジアムサガン鳥栖vsベガルタ仙台の試合が行われた。結果は2-3でベガルタ仙台の勝利。サガン鳥栖は前節、集中できていた守備は影を潜め失点を重ねてしまった。まず、サガン鳥栖のメンバーから。ゴールキーパーに林、最終ラインは右から藤田、ミンヒョク、谷口、吉田、中盤はアンカーにヨシキ、右に早坂、左に福田、トップ下に鎌田、前線は豊田と富山。出場停止のミヌに代わり、早坂がそのポジションに入り、前節の大宮戦で1ゴールの活躍を見せた富山がカビルに代わり先発。ベガルタ仙台のメンバーはゴールキーパーに関、最終ラインは右から大岩、平岡、渡部、藤村、中盤は富田と三田のダブルボランチ、右に奥埜、左に梁、トップはハモン・ロペスと西村。お互いのゴールシーンを振り返る。まずは仙台。1点目は鳥栖の左サイドでボールを奪い、前線のハモン・ロペスへボールが渡りキーパーとの一対一を落ち着いて沈めた。2点目は鳥栖の左サイドでFKをもらった仙台がクイックリスタートで鳥栖の守備陣がセットする前にボールを逆サイドまで展開、カットインし上げたクロスは大外で待っていたハモン・ロペスの元へ。角度はあまりなかったが上手く合わせた。3点目は鳥栖が前掛かりとなり攻撃をしていた場面からのカウンター。仙台の前線にはハモン・ロペスくらいしか残っていなかったが、前に蹴り出されたボールにハモン・ロペスが反応し右サイドからそのままカットインし豪快にミドルを突き刺した。鳥栖としては1人の選手を90分間抑えることができなかったことは問題であり、組織的ではなく個の能力に優れる相手に対して、個で守備をしてしまったことが守備で後手後手に回る要因となった。サガン鳥栖の1点目は右サイドからのクロスを豊田が高い打点で合わせた。2点目は左サイドからのクロスをヨシキが合わせた。どちらも2点ビハインドの状況でチームとして得点を取りにいく流れで人数をかけてクロスに飛び込むことができていた。また後半の早い時間帯に富山に代えてカビルを投入。中盤はボックス型になり左に鎌田、右に早坂、ボランチにヨシキと福田が並んだ。このシステムになってから流れは変わった。前半を見ていると早坂が3ボランチの右をしてしまうと常に開いて待っている状況が多く動きがワンパターンになり、右サイドの攻撃は停滞していた。鎌田や富山が下がって受けに来た時に生まれた中のスペースに早坂がもう少し顔を出せたら面白かったが、仙台はしっかりと中を締める守備ができていたとも言える。ボックスにすることで相手のボランチ周辺にスペースが生まれ、そこを両サイドの早坂・鎌田もしくはカビルが使え、それと同時にできたスペースにサイドバックが上がることもできた。やはり、攻撃の質は上げる必要があるが、質を簡単に上げることが難しいことを考えると攻撃の回数を増やしていくこと、前線の選手だけでなく全員で攻撃に参加すること、しっかりとフィニッシュで終えることが必要なだと感じた。攻撃に関しては改善ではなく、より個人もチームも進化させていくしかないと感じた。ただ、しっかりとした守備をすることで攻撃を無理にしなくても済む訳であって、今節の守備に関しては改善の余地がある。スペースに関しても、人にいく場面に関しても、完全にやられた形ではなかっただけに勿体ない失点は極力減らしていきたい。試合は負けという結果ではあったが、サガン鳥栖がチームとして成長できたこともあった。二種登録の石川啓人の出場だ。出場時間は20分程度あり、鎌田に代わって左サイドでプレーしシュートや仕掛けなど見せ場は作った。まだまだJ1のレベルではないかもしれないが、同サイドの吉田も果敢に石川にボールを供給しボールに関わる回数はデビューせんにしては多かった。これは石川に取っても良い経験になったはずだ。サガン鳥栖が二種登録の選手を試合に出場させたことは史上初のことだろう。来シーズンからトップ昇格も決まっているが、来シーズンを待たず今シーズンに二種登録の状態でチームの戦力として試合に出場し、こういった選手を下部組織から育てられたことがサポーターとして何より嬉しかった。これからはサガン鳥栖の主力となれるように期待したい。今日の敗戦を見つめ直して、次節に繋げたい。我々、サポーターも切り替えて、残り3試合、全勝したい。

ベガルタ仙台戦 プレビュー

明日、午後6時30分よりベストアメニティスタジアムサガン鳥栖vsベガルタ仙台の試合が行われる。サガン鳥栖は前節、フィッカデンティ、豊田、カビルを欠く中、大宮アルディージャに1-1で引き分けた。2ndステージの優勝は限りなく厳しいものとなったが、最低限の目標であるJ1残留を決めた。1stステージを考えると今も残留争いしていてもおかしくはない成績だったが、ここまで堅いサッカーを作り上げたことは評価できるし、残りのリーグ戦も全て勝利で終わりたい。一方のベガルタ仙台は前節、残留争い真っ只中の名古屋に1-2で敗戦。直近5試合の試合も1分4敗と波に乗れていない。ただ、残留はほぼ決定している為、鳥栖と同様に残りのリーグ戦を気持ちよく締めくくる為に是が非でも勝利が欲しいはずだ。

まず、鳥栖のメンバー。ゴールキーパーは林、最終ラインは右から藤田、ミンヒョク、谷口、吉田、中盤はアンカーにヨシキ、右に早坂、左に福田、トップ下に鎌田、前線は豊田とカビルの2トップ。今節はミヌが累積警告で出場停止。そのポジションには早坂が入る見込み、早坂は複数のポジションを高いレベルでこなせる為、前節も含めこういうアクシデントの時には非常に頼りになる選手だ。前線の2枚は出場停止明けの2人が並ぶと予想されるが、1stステージでの対戦で2ゴールを決めている豊田には期待したい。仙台のメンバーはゴールキーパーに関、最終ラインは右から大岩、渡部、平岡、石川、中盤は富田と三田のボランチ、右に奥埜、左に梁、トップはパブロ・ジオゴとハモン・ロペスを予想する。仙台は主力に怪我人がおり、ベストメンバーを組めない試合が続くが、どの選手も能力は非常に高く、前線は少ない人数でもフィニッシュまでいく力があるため、鳥栖は組織的に全体を見て守備をしなければ相手のペースに持ち込まれるだろう。前節の大宮戦ではセットプレー崩れからの失点のみで最後まで集中して守備ができた。厚みのある攻撃と集中した守備の両面を90分間続けることは難しいが、サガン鳥栖はどのチームからも守備のチームと思われているだけに精度を高めて厚みのある攻撃をすることが守備をする上でも重要であり、来シーズンを見据えるとここ数試合ベンチ入りを果たしている二種登録でトップ昇格が決まっている石川の起用にも期待したい。明日は自分も現地で試合を観戦予定。もしかすると、今節が今シーズンの試合を観戦できる最後の機会になるかもしれないだけに勝利を見たい。

大宮アルディージャ戦 戦評

本日、午後5時よりNACK5スタジアム大宮サガン鳥栖vs大宮アルディージャの試合が行われた。仕事の関係で後半途中からしか試合が見れなかったため、少ない情報ではあるが振り返る。結果は1-1のドロー。サガン鳥栖としては天皇杯セレッソ大阪戦から中2日での疲労、フィッカデンティ・豊田・カビルの不在、そしてアウェイの地ということを考慮すれば、この結果は決して悪いものではない。サガン鳥栖のメンバーはゴールキーパーに林、最終ラインは右から藤田、ミンヒョク、谷口、吉田、中盤はアンカーにヨシキ、左にミヌ、右に福田、トップ下に鎌田、前線は富山と早坂の2トップとなった。大宮アルディージャのメンバーはゴールキーパーに塩田、最終ラインは右から奥井、菊地、山越、大屋、中盤は金澤と大山のダブルボランチ、右に江坂、左に泉澤、トップは家長とムルジャの組み合わせ。得点・失点シーンを振り返ると、サガン鳥栖の先制のシーンは富山のPK。大宮アルディージャの同点のシーンはコーナーキック崩れからミドルを打たれ林が弾いたところを家長に押し込まれた。前半の内容はあまり分からないが、後半を見るだけでも両チームのサッカーの狙いがうかがえた。後半に鎌田を下げる交代策は定番になっており、そこで鳥栖のシステムはヨシキと福田が並びダブルボランチ、左にミヌ、右に早坂という並びになるが、そこで大宮はうまく中を使えるようになった。その要因は鳥栖がダブルボランチになり、中盤の底こそ2枚で厚さはあるように思えるが、サイドの選手が開くことでボランチとサイドの距離感は3ボランチの時よりも広くなる。サイドのカバーにボランチが引っ張られたスペースに家長が下がりボールを受ける動きをすることでセンターバックも含め鳥栖の中の選手は相手への距離が中途半端になり大宮のペースになった。鳥栖の後半の攻撃は奪ってからのカウンターしか狙いはなく、主力を欠き、尚且つ連戦の疲労を考えれば仕方ないのだが、攻め込まれ続けた訳ではなく守備は集中してボールを回されても我慢するポイントを見極めることができた。浦和戦、広島戦の複数失点は最終ラインのギャップを突かれたところがあり、谷口やミンヒョクが一列前まで出ていく場面が多かった。当然、ボールを回される時間が長くなれば、いつか奪いどころを決めなければゲームは動かないが、そこで無理をするのではなく、相手のミスを待つことができた。あわや、逆転ゴールを決められそうなシーンもあったが、林も含めて終了のホイッスルまで耐えれたことは評価したい。PKとは言えども富山がゴールを決めれたことは前線の競争意識を高める為にも良かったことで、主力を欠いてもいつもと同じような守備をできたことはチームとして前進できたはず。守備の選手が変わらなければ守備の組織は変わらないと考える人もいると思うが、得点が必要な時に前線の選手を増やせば点が取れるという訳でもないように、前線の選手のプレーも守備に繋がっている。特にフィッカデンティのような緻密なサッカーであれば尚更だ。チームでの決まりごとが控え選手にもしっかりと根付き、主力11人のサッカーではなく、サガン鳥栖というチームのサッカーとして出来上がってきた。今シーズンはあまり試合は残されていないが、どのような選手のチョイスであっても闘えることを証明できたと同時にもっと全体の精度も上げる必要があると課題も見えた。次の試合はホームでしっかりと勝ち切ってほしい。

大宮アルディージャ戦 プレビュー

明日、午後5時よりNACK5スタジアム大宮サガン鳥栖vs大宮アルディージャの試合が行われる。サガン鳥栖は前節、サンフレッチェ広島に2-3で敗れ、リーグ戦2連敗。2ndステージ優勝戦線からも大きく後退した。また、広島戦でフィッカデンティが審判への抗議で退席処分、豊田とカビルがともに警告を受け累積警告、今節は指揮官と前線の2人を欠く状況での戦いとなる。一方、大宮は前節、川崎フロンターレに3-2で勝利。難しい試合で勝利し2連勝できたことは鳥栖とは対照的にチームのムードは良いはず。1stステージでの対戦では途中出場の江坂のゴールで1-0で大宮の勝利。前節も江坂は決勝点を決めており、鳥栖としてはしっかりとマークしておきたい。ただ、大宮も川崎戦の警告でセンターラインの河本と横谷が出場停止、両チームともに代わって先発する選手の出来が結果を大きく左右するかもしれない。

まずはメンバーから。サガン鳥栖ゴールキーパーに林、最終ラインは右から藤田、ミンヒョク、谷口、吉田、中盤はアンカーにヨシキ、右に福田、左にミヌ、トップ下に鎌田、前線は富山と早坂を予想する。前線の2人が出場停止ということで富山と早坂の組み合わせだが、天皇杯セレッソ大阪戦ではともに途中出場をしており、富山はゴールも決めており、コンディションに問題はない。また、豊田やカビルとは異なる特徴として、プレーの選択肢が多く最前線でも1列下がってきても器用にプレーができる。その為、トップ下の鎌田を含めた3人でポジションを入れ替えながら攻撃を展開していけるだろう。ただ、絶対的エースとコンディションを上げてきていたカビルが出場できない影響は大きく、前線だけでなく中盤や最終ラインも連携し全員守備、全員攻撃で結果を出したい。大宮アルディージャゴールキーパーに塩田、最終ラインは右から奥井、菊地、横山、大屋、中盤は金澤と大山のダブルボランチ、右にマテウス、左に泉澤、前線は家長と江坂を予想する。その他にもムルジャペチュニクなど得点感覚に優れる選手も控えている。大宮の攻撃を操るのは家長で間違いない。前線でフリーマンになりボールを受け続け、守備はその存在を分かっていても抑えるのは難しい。トップの江坂、両サイドのマテウス、泉澤は個人の力でゴールに迫る能力を持っており、鳥栖はいつも通り組織としての守備は勿論だが、場面に応じて個人へのケアも頭に入れておかなければならない。リーグ戦こそ、浦和戦で2失点、広島戦で3失点と連続で複数失点をしているが、先日行われた天皇杯セレッソ大阪戦では個人技に優れる相手に対し安定した守備で完封勝利を飾った。連戦で体力面では苦しい状況だが天皇杯とはいえ勝利と結果を手にしたことで前節の敗戦を引きずらずにポジティブな気持ちでアウェイの地に乗り込めるはずだ。サガン鳥栖は2ndステージ優勝に望みを繋ぐために総力戦で勝利という結果を出し持ち帰りたい。

天皇杯 セレッソ大阪戦 戦評

本日、午後7時よりベストアメニティスタジアム天皇杯3回戦サガン鳥栖vsセレッソ大阪の試合が行われた。今回の試合、現地にも行けず、スカパー放送もなく、スマホUstreamをチラッと見た程度ですので、細かい内容は分かりませんが、結果は2-0でサガン鳥栖の勝利。ベスト16に駒を進めた。サガン鳥栖としてはリーグ戦2連敗中ということもあり、いくら天皇杯とはいえ完封勝ちをできたことは次に繋がるだろう。サガン鳥栖のメンバーはいつもと変わりなく、ゴールキーパーは林、最終ラインは右から藤田、ミンヒョク、谷口、吉田、中盤はアンカーにヨシキ、右にミヌ、左に福田、トップ下に鎌田、前線は豊田とカビルの組み合わせとなった。天皇杯ではあるがベストメンバー、リーグ戦次節出場停止ということで前線2人は変更がなかったと思われる。また、後半に次節出場停止の2人に変わって先発が予想される早坂と富山を投入し、割と長い時間の出場で感覚を確かめられたことは良かった。セレッソ大阪のメンバーは試合をほぼ見ていない為、割愛させていただくが、キム・ジンヒョンや丸橋、山口、山村、杉本など、メンバーは十分に上のカテゴリーでも通用する選手がおり、中盤でボールを回して好機をうかがう攻めは浦和、広島と遠くない部分もあり、連続で複数失点をしているサガン鳥栖としては良いタイミングでセレッソと試合ができ、守備の再確認ができたことはプラスになったはず。得点シーンは1点目が豊田のPK。2点目が富山のペナルティエリア左からの低いミドル。豊田は勿論、途中出場の富山が得点できたことで次節のリーグ戦に富山自身も大きな意味のある1点になるだろう。サガン鳥栖に残されたタイトルのチャンスはリーグ戦2ndステージ優勝か天皇杯優勝のみ。一発勝負のトーナメントで行われる天皇杯は内容はともかくまずは勝利することが大切で、しっかりと勝ちきれたことは評価できる。この流れを今日で終わらせるのではなく中2日で行われる大宮アルディージャ戦まで持続させ、勝利を掴み取りたい。