u393のサガン鳥栖な毎日

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移籍に伴う不安

某サッカー専門誌で22日に加入が発表されたムスタファ・エル・カビルの記事があった。背番号の決定や出場登録はまだだがチームの練習には別メニューながら参加している。写真を見た限り、体を絞る必要があるように見えたが過去のプレー動画を見ても元々ガッチリとした身体でもあり、実戦は1週間後以降ということだが途中出場から徐々にコンディションを上げていってほしい。

ただ、記事の中でエル・カビルの加入に伴って、ペク・ソンドンが長崎へ、チェ・ソングンが岐阜へ移籍するという情報があった。ソンドンの移籍の噂は聞いていたが、ソングンまで移籍するとは正直意外だった。ソンドンは鎌田が怪我の間、出場機会を与えられたが鎌田が復帰した後は富山、早坂の活躍や福田の台頭もあり出場機会が激減していた。ポジション的にもライバルが多く、結果をなかなか残せていない点を考えても移籍は妥当とも思える。だが、ソングンの移籍は痛い。記事ではエル・カビル以外にもう1人外国籍選手を獲得しようとしていたため、枠を空ける要員としての移籍とあった。もし、もう1人の外国籍選手や他のところから選手が獲得できないのであればソングンの移籍は単純な戦力ダウンになりかねない。ソングンもソンドンと同じく最近は出場機会が激減していたが開幕当初はスタメンに名を連ねており計算できる選手でもあった。今、非常に調子の良いサガン鳥栖だが累積警告や怪我があった場合にチームが崩れては意味がない。そこで重要になるのは控え選手だ。ソングンは複数のポジションをこなすことができる。もし、ミヌや福田が出場できない時にそのポジションで誰を出場させるのか。控えメンバーを見てもそのポジションで出場した選手はいないし、できたとしても早坂あたりを使うか、吉田もしくは藤田を縦にスライドするくらいしか考えられない。それか考えにくいがボランチの枚数を2枚にして福田とヨシキ、青木とヨシキのようにするしかない。フィッカデンティのサッカーや起用方法を見ていると固定メンバーで固定システムというオプションの少ないサッカー、決まり事を完璧にこなすことを目標にしているためオプションがあまり必要がないのかもしれないが、アクシデントが発生した場合の事を考えるとオプションの1つも必要になる。フィッカデンティの緻密さであれば既に考えている策があるのかもしれないが、どちらにせよソングンが移籍してしまった場合は同ポジションをカバーできる人材の補強を欲しいところだ。