u393のサガン鳥栖な毎日

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青木剛とエル・カビルと補強【噂】

今日から8月。7月いっぱいでJリーグの登録ウインドーが閉まり、Jリーグの多くのチームがリーグの後半戦に向けての補強を終えた。サガン鳥栖鹿島アントラーズから鹿島一筋15年半の青木剛、トルコのチームからモロッコ代表歴があるムスタファ・エル・カビルを獲得した。ここでそれぞれの選手について考えてみる。

まず、青木剛鹿島アントラーズからの加入でJリーグ好きの人は知らない人は少ないだろう。Jリーグの歴史で最もタイトルを手にしているチームの中で長くポジションを守り続け、獲得したタイトルはJ1リーグ4回、ナビスコ杯4回、天皇杯2回、ここまで多くのタイトルに関わった選手はリーグ全体を見てもそう多くはないはず。まだ1つもJリーグでのタイトルを手にしたことがない鳥栖にとって青木の経験は試合以外の部分でも確実にチームの力となると期待している。最近は試合終盤に投入され、2センターバックの間に入り、5バックのような形で試合をクローズさせる重要な役割を果たしており、出場時間は短いもののチームにも馴染んできている印象を受ける。フィッカデンティのこれまでの起用方法はセンターバックのみではあるが、守備のポジションはボランチより低い位置はこなせるバレントな選手で、もしチームにアクシデントが起きても青木のような選手が控えにいると心強い。もちろん、青木としては先発で出場したいと思っているだろう。その機会はシーズン中に絶対に巡ってくると思うし、見れる日を待っている。

次にムスタファ・エル・カビル。トルコのゲンチレルビルレイというチームを7月で退団していたためフリーでサガン鳥栖へ加入した。フィッカデンティセリエAカリアリを指揮していた時にチームのナンバー10だった選手で、その時は怪我で満足のいくプレーはできなかったようだが、まだ27歳、日本という新たな国でキャリアを築いていってほしい。加入して間もない為、今はコンディションを上げている段階で試合出場はないがプレー動画を見る限り、ポジションは豊田の相棒と思われる。富山、早坂、池田には大きなライバルとなるがそれぞれプレースタイルが違うため、フィッカデンティは試合によって、またコンディションによって、使い分けをしてくるだろう。エル・カビルは縦に速く、背後を取ってフィニッシュまで持ち込む力がある。2ndステージが始まってから攻撃陣は好調をキープしているが得点感覚をもっている選手の加入はチームにとって大きなプラス材料となるはず。コンディションを上げて、早くピッチでゴールを挙げるエル・カビルの姿を見たい。

また、噂ではあるが、本日、サガン鳥栖がもう一人外国人選手を獲得するとの情報が流れた。登録ウインドーは閉まっているが、今回の選手も加入する場合はエル・カビルと同様にチームを退団してフリーでの加入となるようだ。ルーマニアのクラブに所属しており、今年1月まではポルトガルのチームにレンタル移籍していたアイメン・タハールという選手。U-20アルジェリア代表歴がある26歳で加入が決まればJリーグ史上初のアルジェリア国籍の選手が誕生することになる。ポジションは中盤で持ち味は豊富な運動量。プレー動画を軽く見た印象だと今のサガン鳥栖のシステムであれば3ボランチのどのポジションでもプレーができそうな感じは受けた。まだ加入するかどうかは未定だが、シーズン途中で多くの選手が移籍し、中盤の底をプレーできる選手が加わると主力の怪我や出場停止、また戦術のオプションも作れるため、今回の選手の加入が実現すれば控えの選手層も上がり、チームの底上げも図れるだろう。