u393のサガン鳥栖な毎日

サガン鳥栖サポーター。サガン鳥栖、Jリーグ、サッカー。色んなことぼちぼちと綴ります。

アイメン・タハール

本日、サガン鳥栖ステアウア・ブカレストよりアイメン・タハールが加入することで基本合意に達したと発表した。ステアウア・ブカレストルーマニア1部リーグの強豪でUEFAチャンピオンズリーグの前身であるUEFAチャンピオンシップを制した東欧勢初のクラブ。昨シーズンはポルトガル1部リーグのボアヴィスタにレンタル移籍していたおり、シーズン後は両クラブともに契約を更新せずフリーであったが、今回サガン鳥栖に加入することが決まった。エル・カビルと同様に移籍金無しでこのような素晴らしい選手を獲得できたことはサガン鳥栖としても良いタイミングでの補強となった。タハール自身は来日し、練習にも参加しているようで、最近まで欧州のトップチームで試合に絡んでいたこともあり、コンディションは短期間で上がってくるだろう。ポジションは中盤で、シーズン途中に多くの選手が移籍してしまったこともあり、この時期に中盤の補強ができたことは間違いなくチームにプラスになる。プレー動画から今のサガン鳥栖のシステムに当てはめると、福田、ミヌの位置が適正と思われるが、プレースタイル的には鎌田、ヨシキのポジションもこなせるだろう。以前に各ポジションについて考えた時に最終ラインと最前線の補強は急務ではないと思ったが、鎌田のトップ下とヨシキのアンカーだけは替えが利かないと判断できた。つまり、そのポジションは個人的に補強が必要と感じていた。また、チェ・ソングンの移籍に伴い、アンカーの両サイドのポジションも手薄になり、中盤を幅広くこなすことができるタハールの加入はメンバー固定型のサガン鳥栖のウィークポイントを埋めてくれるはず。これは現時点ではどうなるか分からないことではあるが、兵役の関係上、今シーズン限りでチームキャプテンのミヌがサガン鳥栖を去ってしまうことも考えられる。どの監督からも重宝されたミヌはフィッカデンティのサッカーでも欠かせない選手であることは間違いない。つまり、万が一、ミヌが移籍してしまったとしても今回のタハールの加入は大きな意味を持つことになるはずだ。フィッカデンティが新たなチームを作り始めて1年目の今シーズンは、もちろん降格しないという大前提の目標達成は必要だが、シーズンの結果だけでなく、1年後、2年後、それよりも先のことも考えながら選手もスタッフもフロントもサポーターも一丸となって戦ってほしいものだ。